2019.09.26 NHK WORLD JAPAN “RISING”「京都の和傘を復活し、新たな価値を生み出す」

Brighter Skies for Kyoto Umbrella Craft
Wagasa Innovator – Kotaro Nishibori

サブタイトル:

京都の和傘を復活し、新たな価値を生み出す~西堀耕太郎(にしぼり・こうたろう)

 

日本には創業100年を超える企業が2万8000社あるが、近年その倒産が相次いでいる。長年培ってきた伝統技術を持ちながら、消費者の嗜好や時代の変化に対応できないことがその一因だ。京都で創業から160年和傘を作り続けてきた「日吉屋」も2003年には倒産寸前に陥った。その危機に、四代目の娘婿の西堀耕太郎は公務員という安定した職を捨てて五代目を継いだ。「伝統とは革新の連続、時代に合わせて変わっていくもの」と考える西堀は、和傘作りを守っていく一方で、その技術を応用して、今の時代に合った商品開発を始めた。こうして生み出したのが、和風照明“KOTORI”。2007年グッドデザイン賞特別賞を受賞すると、海外でも評判を呼び、EUなど15か国での販売を開始。その結果、年商を最悪時の100倍の2億円にまで伸ばすことに成功した。現在西堀は、この経験から得たノウハウをかつての自分と同じように悩んでいる伝統工芸家たちに伝授して、復活させることに取り組んでいる。2019年夏、西堀が招いたのはフランスのデザイナーたち。日本の匠たちと協力して、日本でも欧米でも売れる新商品を創り出すのが狙いだ。伝統技術を応用して「クール」な商品を生み出そうとする西堀の挑戦を追った。

Hiyoshiya is a Kyoto umbrella maker with 160 years of history. But in 2003, falling demand for traditional wagasa paper umbrellas drove the firm to the brink of bankruptcy. Son-in-law Kotaro Nishibori left his job as a civil servant to take over the helm, with the motto “true tradition always moves with the times.” Since then, lampshades and other products leveraging wagasa making techniques have won fans at home and abroad, and brought collaborations with international designers.

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